
よくあるご質問
よくお客様から頂く質問をまとめました。
散骨の適法性について
▼日本における散骨の法的な位置づけ▼
散骨を巡る関係法令は「刑法(190条)」と「墓地埋葬等による法律(墓埋法)」の2つです。
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刑法190条
海洋散骨の適法性について、1990年に法務省刑事局は「刑法第190条の規程は社会的習俗としての宗教的感情を保護するのが目的のため、葬送のための祭祀で節度をもって行われる限り問題ない」という見解を述べたとされています。
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墓地埋葬等による法律(墓埋法)
散骨という埋葬法に関しての記述はなく、規制はされていない状況です。散骨が規制の対象か否かに関しついては、1998年に厚労省(現:厚生労働省)の生活衛生局が散骨が公衆衛生上の問題を生じたり、社会通念上国民の宗教的感情を損なうようなかたちで行われない限り規制の対象にはならないとの見解を発表しています。(*)
*「これからの墓地等の在り方を考える懇談会報告書」1998年、厚労省より
以上から、散骨に違法性はないものと判断し、充分な節度をもち、漁業権者やまわりの人の宗教的感情に十分配慮しながら海洋散骨をおこないます。
海洋散骨について
人とペットの価格差について
全てのプランで人の散骨の価格設定がペットより高く設定されている理由は、以下2点です。
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骨量の差
人の骨量はペットより多く、洗骨・粉骨の作業量に差があるため。
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事務手続きの差
申込人が遺骨の管理における正当な権限者であることの確認と証明のため、人の散骨の場合はペットより多くの事務手続きを必要とします。
具体例:
遺族間のトラブルや犯罪を防ぐため、埋葬許可証/埋葬証明書(提出書類はプランにより異なる。)と遺骨管理者を確認させていただいております。
当日のサービス内容には違いはございませんので、ご安心ください。
※散骨証明証は人もペットも発行いたします。
東京湾での代行散骨は可能ですか?
東京湾での代行プランは提供しておりません。
東京湾では観光登録のある船舶を使用しておりお客様が同乗する前提である事、および出港がぷかり桟橋・象の鼻・日本丸と便利で使用料が高額である桟橋からであるため、廉価でのサービス提供が難しい事が理由です。
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エリアごとの提供プラン一覧
<相模湾>代行プラン、SUPプラン
<東京湾>貸切プラン、合同プラン
東京湾での散骨を希望される場合、貸切プラン、または2組以上の申込が集まりしだい実施する合同プランが対象となります。
廉価な代行プランご希望の場合、エリアが相模湾に限られてしまいますが、安心して散骨をお任せして頂けるよう、2-3名の乗組員の乗船・動画撮影・新鮮なお花での献花や献酒といったサービスで一柱づつ丁寧にセレモニーを行っています。ご検討ください。
全量散骨/部分散骨
全てのプランにおいて、散骨する遺骨の量について、明確な決まりはありません。
全骨(全量散骨)でも、一部の遺骨を散骨する形(部分散骨)でも対応可能です。
墓じまいの際の少量のお骨も丁寧に乾燥させてから粉骨いたします。
ご遺骨の一部を手元に残しておきたいという方のために、手元供養用のミニカプセルをご用意しています。(追加料金なし)
当日について
天気について
出航地やご希望のプラン(SUPプランなど)によって、欠航を決める判断基準は変わります。出航日より前に天気図等で予測をし、当日の出航可否を決定します。
お申し込みの際にセレモニー実施日に天候不良の際の予備日も設定させていただいております。万が一予備日も欠航となった場合は、お客様と日程を再調整させていただきます。
持ち物について
陸地から離れた場所までクルージングを実施するため、当日の海況によって船が揺れることがありますので、乗り物酔いしやすい方は酔い止めの持参を推奨します。(気分の悪くなってしまわれたお客様に酔い止め薬の提供は薬事法違反になる為禁止されております。)
また、海上は陸上より体感温度が下がるので、着脱が簡単な上着をご用意いただくとよいでしょう。
参加時の服装について
出航する公共の桟橋やマリーナの観光客・レジャー目的の方々への配慮のため、喪服の着用は避け、平服でのご参加をお願いいたします。
船のデッキは床面が滑りやすく不安定なため、ハイヒールの靴などは避けてください。
和服は帯の締め付けがあり、草履が滑りやすく船上で危険なため、和服でのご参加はお勧め致しません。
Yokohama Ocean Ashesのメンバーはアロハシャツでお客様をお出迎えいたします。